PRADA
先シーズンのコレクションでセクシーさを打ち出したPRADAだが、今回はややソフトに移行した模様。スカートにクロコダイル柄を部分使いし、サテン地や豪華な絹紋織物のブロケード地をあえてタウンウェアに使い新鮮な印象を与える。ベビードール風ドレス、ショートパンツ&トップス、ブラトップなどでフェミニンを表現。アクセサリーは、取っ手の長いプチバッグ、石で飾ったフラットシューズ、エスニック調のネックレスなど。
http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2003/show.php?brand=prada&PHPSESSID=1421f32bd60506249baaaf244b489ac3
GUCCI
和服からイメージされたものを、これだけセクシーに表現できるのはさすが、トム・フォード。着物の柄そっくりの刺しゅうやプリントを施し片方だけ肩を出したトップスや、裾をしぼったサテンのタイトパンツ、ショーツ1枚で素肌の上に羽織った超セクシーなキモノ型ガウンドレスなど。
また、シルバーのレザーヒールとマダム風バッグ、帯のような幅広いベルトや竹をアクセントにしたボストンバッグなどもあったが、今シーズン、小物アイテムの展開はひかえめ。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/milan/gucci/main.htm
http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2003/show.php?brand=gucci
Jil Sander
「コレット」のバイヤーだったミラン・ヴクミロビッチはジル・サンダーの後任として、メゾン独特の素材やテーストにセクシーさを加え、都会的なモダニティの表現に成功、デザイナーとしての技量を示した。
黒・赤・白のベーシックカラー、ジッパーで飾ったミニドレス、ゆったりしたフォルムのジャケット、マルチポケット・コンビネゾン、片方の肩を出して着るトップス、カラーサングラス、ヒール付きサンダルなどは都会の女性たちに最適のアイテム。
http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2003/show.php?brand=sander
FENDI
シーズンのテーマは「セクシー&モダン」。スタートは褐色の肌のモデルたちがまとう水着。透ける素材を多用し、女性の美しさを強調する一方、サテンを使ったドレスやスーツなども見せ、素材、デザイン両面での広がりを感じさせた。フィナーレはドレープやプリントが特徴のセクシーなロングドレス。メインカラーは、ブラックとパープルがかったブルー。小物はアラベスク模様のブレスレット、派手に飾りつけたバッグ、技巧を凝らしたサンダルなど。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/milan/fendi/main.htm
http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2003/show.php?brand=fendi
MIUMIU
今回のテーマの一つは「ハワイ」。アロハプリントのバミューダパンツ&シンプルなコート、ベーシックな白いシャツに合わせるプラスティックのレイ。ほかにチャイナドレス風ブラウスやキモノ地のスカートなどアジア風テイストも登場した。こういったアイテムをベーシックなVネックセーターや白いフレアスカートドレス、トカゲ革のシューズなどとコーディネート。
MaxMara
オーバーサイズのコートにマイクロミニのパンツ、カラフルなストライプのシャツと、いつもより活動的で明るい雰囲気。小物類も服と同色のハイヒール、大型のバッグ、それにカラーサングラスなど充実していた。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/milan/maxmara/main.htm
ETRO
アロハシャツなどトロピカルな題材をテーマに、スーツなどにもアフリカの民族衣装を思わせるプリントをあしらい、明るい雰囲気を強調。50年代のロカビリーファッションやポップアートを題材にした作品も披露していた。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/milan/etro/main.htm
Giorgio Armani
今回も、建築家の安藤忠雄が設計したアルマーニ・テアトロでショーを開催。刺繍を施したドレスや涼しげなベアトップと渋い色合いのジャケットとの組み合わせ、スリムなシルエットのスーツなど、大人のセクシーさを打ち出していた。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/milan/giorgioarmani/main.htm
Missoni
移り気な女性をテーマに、これまでになくセクシーな雰囲気の作品が目立つコレクション。女性の体のラインにピッタリ沿ったパンツやセーターで、成熟した大人の女性の魅力を強調。それらの中にニットのテクニックが駆使され、単に美しいだけでなく、ブランドの上品さを維持するのにひと役買っている。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/milan/missoni/main.htm
Dolce&Gabbana
80年代風なコレクションを展開。複数のベルトで締めつけたタイトなパンツ、超ミニのスカート、片方の肩を出したトップスや、リベットのブーツ、シルバーのコートなどパンク・スタイルも披露。さらにナオミにジゼル、アンバー・バレッタにステファニー・セイモアといったスーパーモデルたちがランウェイを飾った。
http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2003/show.php?brand=dolce
Gianni Versace
最大の話題は、最前列に座っていたブリトニー・スピアーズ。パンツの後部に施した「Donatella」というロゴのストーン飾りや、ネックレス、ベルト、キーホルダーなどにあしらった、ゴールドのイニシャルモチーフは兄・ジャンニではなく、ドナテラのブランドであることをアピールしているかのよう。またストーン飾り、ゴールドのイニシャルモチーフなど、新しいディテールも加わった。
http://www.elle.co.jp/home/fashion/collections/ss2003/show.php?brand=versace
[Gin and it]
|