「2006春夏ロンドンコレクションレポート」

JULIEN MACDONALD ジュリアン・マクドナルド
最前列にセサミストリートの人気キャラ、Miss Piggyが登場したジュリアン・マクドナルド。Miss Piggyはしっかりとジュリアンのクチュール服を着用して現れた(豚なのに?)。ランウェイにはペルシャ絨毯が敷かれ、トップは赤毛をショート風に見せ、テクニカルプリントのホルターネックドレスを着たリリー・コール。フラワープリントのミニドレスやショートパンツスタイルが続いた後、パープルや金でタイトなジュリアンらしいドレスが登場。イエローのティアードスカート。レースの水着。後半はイエローのイブニングにチェックのミニスーツ、マーメードラインのスカート。ラスト、ジュリアンはユニオンジャックのジャケットで登場した。最前列には他に、Tracey Emin、クリケット選手のSimon JonesとKevin Pietersen。

Paul Smith ポール・スミス
白のブラウスにショートパンツで始まったポール・スミス。前半は白を中心に、Vネックのスクールニットやシースルーのロングシャツ、中盤にはフラワープリントやテーラードジャケット、スカートにネクタイ、幅広のパンツスタイル。

JASPER CONRAN ジャスパー・コンラン
ジャスパー・コンランは、ブラックスーツでスタート。黒、白、グレーのマーブルチェックのワンピースにスカート。色もこの3色が主体でシックな雰囲気。

ELEY KISHIMOTO イーリー・キシモト
トレンチ風のコートでスタートしたイーリー・キシモト。さくらんぼやハート、唇、宇宙がプリントされたスーツやコート、スカート、ワンピースなどカラフルな服が続く。

CLEMENTS RIBEIRO クレメンツ・リベイロ
ライセンス先の問題などで、会社の再構築を余儀なくされ、今後の展開が危ぶまれていたクレメンツ・リベイロが2006春夏は無事にロンドンコレクションに登場。わずか19点のコレクションだったが、スザンヌ・クレメンツは「ある意味で、私たちは一周してスタート地点に戻ってきました。私たちはこの19点に集中することを楽しみました」とコメント。サークルがプリントされたカットソーやフラワープリントのワンピースにスーツ。ブランド再構築のためのバッグやシューズ、サンダルも登場した。

FROSTFRENCH フロスト・フレンチ
ロンドン一のセレブ・デザイナーデュオ、サディー・フロストとJemima Frenchのフロスト・フレンチは、ガーリーでセクシーなコレクション。ミニのワンピースにベイビードール、幅広の帽子、見事な装飾のイエローのワンピース。花のバッグ。美しいシルエットのデニム、シフォンのブラウス。前半はスポーティながらフェミニン、後半のイブニングは黒でシックに。

Giles Deacon ジャイルズ・ディーコン
白のミニドレスを着たリンダ・エヴェンジェリスタで幕を開けたGiles。続いて登場したのは、フライフロントシャツのステラ・テナント。中心に羽を立てた帽子のミッシー・ライダー(アングルによってはちょんまげに見える)。チューブトップにドットのラップスカート。テーラードシャツにミニスカート、ウエスト部分には大きなリボン。キャップスリーブのシフトドレス。スカートはバルーンかAラインで、モデルが歩くにつれて揺らぎ、カプリパンツにフラットサンダル。

Aquascutum アクアスキュータム
2回目のコレクションとなったアクアスキュータム。プリントのワンピース、ストライプのスカート、ギンガムのシャツにワンピース。トレンチはショート丈やワッシャー加工で登場。リネンのパンツに、襟なしブラウス、フランネルのスーツ。デザイナーのMichael Herzは「カップルが、1個のスーツケースを持って、インドネシアの海岸に打ち寄せられたら、何が起きるかを想像した」とコメント。

Allegra Hicks
オフカレンダーで発表されたAllegra Hicks。インスピレーションは70年代。大きなフラワープリントや彼女の特色でもある「目」はドレス、トレンチ、ワンピースなどにプリントされて登場。モデルがはいていたプラットフォーム・ウェッジは、ヒックスとサルヴァトーレ・フェラガモのコラボレーションで、フェラガモによる初のファッション・デザイナーとのコラボレーションとなる。最前列にはインターナショナル・ヘラルド・トリビューンのスージー・メンケス。

Karen Walker カレン・ウォーカー
カレン・ウォーカーは水玉のワンピースを着たリリー・コールでスタート。サスペンダーをつけたバルーンスカート。大きなリボンを胸に飾ったワンピース。メガネやテレビがプリントされたカットソー。チェックのニット。色は黒が主体で、シックながらガーリーなコレクション。

Basso&Brooke
カラフルなプリントのティアードドレスで始まったBASSO & BROOKE。ピアノの鍵盤や人の顔がプリントされたパンツなどカラフルなドレスが続く。ミニーマウスのような大きなリボンにコサージュや楽譜を組み合わせた帽子。しかし、流れるシルエットはフェミニン。インスピレーションはミュージカル・ノート。

Sinha-Stantic
昨年のファッションフリンジで2位になったFiona SinhaとAleksandar StanicのSinha-Stantic。ルーズな白いシャツを羽織り、ワッシャーの白いパンツでスタート。白やパープルのローブ風コート。淡いプリントのシースルーコート。

Jonathan Sanders
Jonathan Saundersは、自らアヴァンギャルドと革新的なプリントのマスターであることを証明。出身地であるスコットランドとスワロフスキーの支援を受けたSaundersは、スコットランド風のストライププリントやクリスタルを縫いつけたシフトドレスなどを披露。インスピレーションは60年代アート。

Peter Jensen ピーター・ジェンセン
ショートパンツにTシャツで始まったPeter Jensen。チェックのワンピースにストライプのパンツ。ヴィクトリアンブラウスにショートトレンチ。オックスフォードシャツにカプリパンツ。50年代のアメリカ風。

Jessica Ogden ジェシカ・オグデン
Jessica Ogdenはギンガムチェックのエプロン風ドレスでスタート。ガーリーで遊び心にあふれたコレクション。パフ・スリーブ、ベイビードールドレス、エンパイアラインのドレスなどが登場。若いモデルを起用してフレッシュさをアピールし、素材もコットンを中心にクリーンさをアピール。シェルやバラ型のバッグがアクセント。

John Rocha
John Rochaはトレンチ風ジャケットに華麗なスカートを合わせるなど白を中心に非構築的なドレスが続く。花が飾られたドレスに黒のレースのスーツ。

Manish Arora
エキゾチックなダンス・パフォーマンスで始まったManish Arora。19世紀風のトラディショナルなシルエット、豊富なプリント、ミリタリースタイルのコート、様々なベルトは日本の歌舞伎をイメージ。

Ghost
Tanya Sarneのゴーストは、パステルカラーのサンドレス、アシメトリー・フリルのドレスが登場。モデルの多くは髪をキノコ風にアップにしている。

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