「2005春夏ミラノ・メンズコレクションレポート」
miumiu ミュウミュウ
ミュウ・ミュウは、涼しげなスーツでスタート。麻や綿のスーツは軽やか。しかし、モデルはタイの下にビーズのネックレスをつけている。さらにおもちゃのメダルをラペルにつけ、ベルトのバックルはギャンブルのチップ、ネクタイには鏡をつけたモデルも登場。プリントのタイやシャツでアクセントにフラットキャップ、バッグもかわいい。プリントには、バナナや西洋なし、パイナップル。保安官スタイルのシャツの肩にも輝く鏡。「色は、50年代後半から60年代初頭にインスピレーションを得ました。ボタンと鏡?私たちは、ちょっとだけ試してみました」と、ミウッチャ。

カルバン・クライン
カルバン・クラインを引き継ぎ、2シーズン目となったItalo Zucchelloは、プレッピーなコレクション。黒、白、ベージュのシンプルで上質なスーツに白いシャツ。後半は赤をアクセントに、シャツやタイ、トランクスに。白のスニーカー。オレンジのベルト。ブレザーに、ポロシャツ、ベストは高品質なカジュアルを提案。Zucchelloは色を減らし、シックさを際立たせた。
Zucchelliは、最後、自ら両手を高く挙げ、コレクションの出来に満足していた姿を見せた。一般的な評価も「買収後、会社が順調な証」と高いが、一部には「高級なスポーツウェア・コレクション」との声も。

Giorgio Armani ジョルジオ・アルマーニ
ミラノ・コレクション、ラストを締めくくるアルマーニ。白の一つボタンジャケットに太目のパンツ、ノータイ、帽子でスタート。ピークドラベルでシングルブレストのジャケット。パナマ帽にカーディガン、大きなスーツケースはアルマーニの偉大な旅が今後も続くことを示し、彼の今月の70歳になる誕生日を自ら祝った。

エンポリオ・アルマーニ
エンポリオ・アルマーニは太いパンツが特徴的。光るジャケット、太い縦じまのパンツ。さらに、注目はかにやさそりプリントのカットソー。

アルマーニ・ジーンズ
アルマーニ・ジーンズでも甲殻類モチーフは続き、かにのペンダントが登場。素足のモデルはトング、スニーカーを履き、特大のVネックニット、かにやドラゴンプリントの赤いTシャツ。

FENDI フェンディ
Silvia Venturiniのフェンディは、クールでシックなコレクション。弾丸ホルダーつきのベストにマルチポケットのジャケットにパンツ、乗馬ズボンに、エンブレムつきのVネックセーター、サッカーTシャツ、その姿は英国紳士のカレッジスタイル。

Gucci グッチ
トム・フォードを引き継いだ、スコットランド人のジョン・レイはフォークロア調のシャツでスタート。セクシーさは抑え目で、全体的にラフ。スーツのラペルには蝶のブローチ。クラシックロゴの水着。インターナショナル・ヘラルド・トリビューンのSuzy Menkesは、「ベルをチリンと鳴らしたコレクション。でもぞくっとさせるものはない」と表現。「多くの変更がありました。しかし、私はより感情的でありたかった」とジョン・レイ。

Valentino Garabani ヴァレンティノ・ガラヴァーニ
ヴァレンティノは、彼らしいシングル・2つボタンのクリーム色スーツやスリーピーススーツ、トレンチコート、ボンバージャケットがあったものの、なんといっても特徴的だったのは、花柄プリント。花柄プリントはシャツから、パンツ、ジャンプスーツに用いられ、圧倒的な印象を残す。

PRADA プラダ
プラダは、軽量なグレイスーツに、黄色のカラフルなタイやイエローのシャツに赤いタイやブルーのタイを合わせ、ボーダーのシャツや帽子、プリントのバッグ。全体的にはシックながら、個々のアイテムはカラフル。スーツはセクシー。後半はカラフルなアロハシャツも登場。プラダにしては色があふれたコレクション。注目アイテムはトリルビー・ハット。

Jil Sander ジル・サンダー
ジル・サンダーは、白と黒を基調にした上質なダークスーツに、白いシャツ、ピンクのタイに明るい黄色やオレンジのベルトを合わせる。プリントTシャツですらかっちりとした印象を与える。一方でくるぶしまでのバギージーンズにプリントTシャツ。ショートスリーブのシャツは、スクエアカットで、ジップフロントのジャケットはクリームやグレイ。
カラフルなベルトやタイにサンダー女史の遊び心が感じられましたが、カッティングが素晴らしいスーツといい、どんな形でもやっぱりジル・サンダーはジル・サンダーです。

Vivienne Westwood ヴィヴィアン・ウエストウッド
ヴィヴィアン・ウエストウッドは、ストライプのスーツでスタート。チェックのスーツやパンツ、中にはスカートもあり、ツイードのプリント、シルクプリントのキルト、アスレティック・ショーツにベースボールキャップはスポーティ。一方でサヴィルロー仕立てのスーツも披露した。
「印象的な服を着ていれば、はるかに面白い人生を過ごせます」とヴィヴィアン。

Gianni Versace ジャンニ・ヴェルサーチ
ドナテッラ・ヴェルサーチは、多重プリントやアニマルプリントが目立ち、水着までがプリントに。ピンクのジャケットやポロシャツ、ピンストライプのスーツやブレザー、ラグビーシャツ。新作のバッグも注目。最前列にはローマで「オーシャンズ12」を撮影中のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。パフォーマンスは元ProdigyのKeith Flintがニューバンドを披露。

Burberry バーバリー
クリストファー・ベイリーのバーバリー・プローサムは、ベイリー風のマリンルック。ボーダーのシャツ、白いジャケット、白やチェックのパンツ、赤のニット、ゴルフスタイルのパーカー・ジャケット。赤いカーディガンに白いシャツ、チェックのパンツはプレッピースタイル。色はパステルでカラフル。とくにボーダーが目立つ。流れる曲はスタイル・カウンシルの「Shout to the Top」。イギリスの画家デービッド・ホックニーに触発された作品。

Pringle プリングル
プリングルのスチュアート・ストックデールは、スコットランドの海岸からインスピレーションを得たコレクション。ツイードとリネンがペアになった、マルチカラーのアーガイル・ブルゾン。大きなチェックがペイズリープリントとともに示され、ショート丈のトレンチ、ショート・スリーブのカーディガン。アーガイル・プリントのレザーバッグ。ブランドの源泉であるキルトとニッカーポーカーズも登場。色も、スコットランドの海岸に合わせ、日没のオレンジ、青白い砂、日中の黄色、青。

Dolce&Gabbana ドルチェ&ガッバーナ
ドルチェ&ガッバーナは、メンズコレクションにもかかわらず、セクシーなビキニを着た女性モデルが多数登場。中でもハイライトはナオミ・キャンベル。インヴィテーションカードには「それはあなたが着ているものではないかもしれません。では、あなたはどのようにそれを着ますか?」との文字。メンズモデルのほとんどはシャツのボタンを空け、紺ブレや細身のパンツに合わせられる。シルクのジャケットにはTシャツ。新水着ライン「trikini」も披露した。「それはカジュアルか、エレガントかといった問題ではありません。でも楽しいでしょ」とドメニコ。

D&G
D&Gのコレクションはデニムのオンパレード。どのモデルも何らかの形でデニムを着用し、モデルの胸には「I love denim」の文字。ストライプのポロシャツやブレザーにデニムが合わせられる。シャツは前日に行われた「ドルチェ&ガッバーナ」のショーと符合するように、完璧な肉体のモデルがボタンを開け、胸を露出。

アレキサンダー・マックイーン
初のランウェイショーとなるアレキサンダー・マックイーンはミリタリー風で、テーマは「東洋と西洋の戦争」。ウェストポイント陸軍士官学校やアジアの兵士が並び、「調和して混合することができる2つの文化のミックスであり、かつ政治声明です」とマックイーン。パラシュート・シルクのジャンプスーツや防毒マスクも登場し、流れる曲は「M.A.S.H.」。一方で、身体に沿って完璧にカッティングされた細身の輝くスーツも披露。

Dsquared2 ディースクエアード
ラストにクリスティーナ・アギレラがバストを強調したミニのドレスで登場し、モデルデビューを果たしたディースクエアード。上半身裸に白のパンツのモデルでショーはスタート。次のモデルのシャツの胸には「BACK TO BASICS」の文字。カラフルで、デニムが数多く登場。後半のタキシードはあえて、ボウタイをほどき、シャツのボタンをあける。
アギレラは、2003年のワールドツアーの衣装を、ディースクエアードが担当したことから、彼らと親交を深め、

Etro エトロ
エトロで目立つのはパッチワーク・プリント。モデルはインディアンのような頭飾りをつけ、ボディ・ペイントを施し、色があふれたカーニバルのようなコレクション。

Neil Barrett ニール・バレット
グレイ、黒、白がミックスされ、サンダルにソックスというスタイルが印象的。短いVネックニットに、ブレザー、リネンスーツ。あくまでも軽やかで若々しい。女性モデルも多数登場し、タキシード姿などを披露した。

コスチューム・ナショナル
コスチューム・ナショナルのEnnio Capasaはオープニングに、素足の白いシフォン・ドレスの花嫁が登場。その後、スペンサー風ジャケット、ベスト、黒のタンクトップ、上半身裸のモデルが現れ、色はカーキ、黒が中心。

オズワルド・ボーティング
オズワルド・ボーティングは、明るいオレンジ、ネイビー、黄色、赤いスーツが彼らしい上質な素材で登場。モデルは顔にプリントを施し、ジャージのポロシャツ、グレイフランネルのスーツも登場した。

ダーク・ビッケンバーグ Dirk Bikkembergs
グランドピアノからクラシックが流れ、素材の説明があり、オープニングの白いスーツはポロシャツ合わせられ、「偉大なるギャッビー」へのオマージュ。ラストに登場したのは、白のブレザーにジーンズ、シルクのフローラルプリントのシャツ。全体的にはスポーティで、一部には「ダーク・ビッケンバーグはスポーツ・ウェアにスポーツ・クチュールを導入した」との声もあった。

Salvatore Ferragamo サルヴァトーレ・フェラガモ
茶色など、ダークトーンのピンストライプスーツ。タイは金にオレンジ、エメラルド・グリーン。白の麻のパンツやクリーム色のコットン・パンツなどをストライプシャツ、ネイビー・ブレザーに合わせ、雰囲気は地中海での休暇。それらがキャンバスのバッグや、カスタムメイドのドライヴィングシューズと組み合わせられる。

Antonio Marras アントニオ・マラス
アントニオ・マラスは3ヵ月前になくなった、友人でもあり、イタリア・Sardinianのボクシング・チャンピオン、Tore Burriniに捧げるコレクション。ボクシングパンツのようなハイウエストのパンツ、色はシックながら、ハアイアンシャツやキューバ・ハットと組み合され、過去のボクシングチャンピオンがスクリーンプリントでTシャツに描かれる。

Uncle Kimono
俳優、ジョン・マルコビッチのデザインレーベル「Mrs Mudd」から発表された「アンクル・キモノ」コレクション。マルコビッチと彼のクリエイティブ・パートナー、Francesco Rulliは、1930年代の日系アメリカ人にインスパイアされたスタイルを披露。

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