ファッション用語解説

【あ】

    ●アイビー
    石津謙介が50年代から60年代にかけて流行させたスタイル。アメリカ東部の大学生たちの伝統的なファッションをモチーフに、生活背景や着方のルールまでを提案した。アイビーは蔦の意味でアメリカ東部8大学によって結成されたアメフトのリーグ名に由来する。まあ、日本でいう6大学みたいなもの。

    ●アウトドア
    ファッション的には本来、荒野などで使用することを目的としたマウンテンパーカーやトレッキングパンツなどを町でもファッションとして着こなすこと。

    ●アーガイル
    ニット独特のひし形連続させた格子柄。ジャカード編み機によって編まれ、セーターやソックスに使われる。ちなみにアーガイルとはスコットランド西部の地名。

    ●アシメトリー
    左右非対称、アシンメトリーともいう。左右対称のことはシンメトリー。左右の形が不そろいになっている衿をアシメトリック・カラーと呼ぶ。

    ●アスコット・タイ
    モーニングなどで使われる幅広のネクタイ。結んでピンで留めるのが正式だが、今ではスカーフのようにして使われることが多い。イギリス、アスコット・ヒースの王室所有の競馬場で貴族たちがモーニングにこのタイを用いたことから流行した。

    ●アパレル
    Apparel、衣服・服装。紳士・婦人・子供服以外に広義ではアクセサリーや靴も含まれる。クロージングも同じ意味。また、アパレルメーカーとは自社工場を持っている衣服製造業のことをいうが、委託生産でも自社で企画し、小売店に販売・出荷を行う業者や縫製業者も含まれることもある。70年代以降、とくに80年代のDCブーム時にはマンションの1室をオフィスにして数人のメンバーで運営されるマンションアパレルも誕生した。コムサ・デ・モードもマンションアパレルから発展した。

    ●アーバン(urban)
    そのまま、「都市の、都会、都会的な」という意味だが、ファッションで使う場合は都会的なセンスが感じられるもの都市感覚を含んだライフスタイルを指す。都会風とか洗練されたという意味でも使い、アウトドアやラルフ・ローレンのカジュアルウェアなどのカントリースタイルに対比する言葉で、
    都市のビジネスマンやキャリアガールなどをイメージしたスタイル。

    ●アバンギャルド(avant-garde・仏語)
    「前衛、先駆け」の意味で、もとは第1次世界大戦後、フランスで起こったダダイズムやシュールレアリスムなどの芸術革命運動に見られた「発想の自由」を根底とする表現形式。ファッション界では奇抜で大胆なデザインを指して使われることが多い。

    ●アメカジ
    アメリカン・カジュアル。アイビーやカリフォルニア風のスポーツルックなど明るい色のスポーティファッションを指すことが多い。日本独自の言葉なので海外では通じないから注意すること。

    ●アムンゼン
    日本生まれの毛織物。愛知県尾州で開発に成功したのが始まりで、な染が出来ないとされていたが、この組織でも可能なことが発見され生まれた。命名は時の探検家、アムンゼン(南極探検などで有名)にちなんで名づけられた。

    ●石津謙介
    1911年生まれ、レナウンに入社後、52年大阪で「VAN」設立。同氏が提案した「アイビー・スタイル」は60年代の若者に多大な影響を与えた。VAN倒産後も執筆活動などで活躍している。

    ●色なれ
    「色馴れ」。単に「馴れ」という言葉で表現することもあるが、配色違いの表現形式の一種。それぞれの配色違いの色相は異なるが、トーンは似ている配色に表現すること。先染め織物に使用されるケースが多い。

    ●インショップ
    百貨店やショッピングセンターの中に導入される専門店(テナント)。百貨店などのコーナー展開と違い、品揃えからディスプレー、販売まで独自の運営を一貫して行う。テナント側としては百貨点の集客力を借りての新規客開拓を行え、百貨店側ではテナントショップの知名度を用いて集客力アップや個性的な売り場つくりが図れる。また、テナントショップの組み合わせによる「ボックス・マーチャンダイジング」も重要になりつつある。

    ●インターシャ
    地編みの中に別の色糸による柄編みがモザイク式にはめ込まれたもの。靴下の場合はアーガイルという。

    ●インディゴ
    藍。天然の染料で、織物などで染めた後空気にさらして酸化・発色させる。ジーンズやデニムに使われ、もともとインド産の藍が使われたことから、この名前がついた。現在では合成染料で染めることが多い。

    ●インナー
    インナー・ウェア。アウターウェアの内側に着る衣服。また、下着としての意味もある(アンダー・ウェア)。さらに、家の中で着るホームウェアやナイトウェアをさす場合もある。

    ●ウィンドーベーン(windowpane)
    窓ガラスのこと。ここから、細い線で窓枠のような四角に作られた格子柄をいう。イギリスでは細い枠が使われた窓が多くそこから名づけられたといわれている。

    ●ウェスタン
    カウボーイやカウガールの服装から生まれたファッション。カウボーイハットやウェスタンブーツ、ウェスタンシャツ、フリンジつきのウェスタンジャケットなどがアイテム。近年、ギャルファッションの中のモスとアイテムとして使われている。

    ●ウェストミンスター・ジャケット(Westminster Jacket)
    1920年代のイギリスウエストミンスター市のロードスイーパー(道路清掃人)のユニフォーム。通常のポケット以外にヘラやハケを入れるポケットがついているのが特徴。

    ●裏地
    衣服の裏に使用する生地。表地の補強やシルエットの保持、すけるのを防ぐため使われる。サテン、シャンタン、キュプラ、アセテートなどがよく使われる。

    ●エスニック
    「民族的な」、「異邦人の」の意味で。ユダヤ、キリスト教徒以外の民族調ファッションをさす。「フォークロア」が「民族調の」と訳されるに対し、さらに土着的な意味合いの強いファッションを指すことが多い。

    ●SPA
    Speciality store retailer of Private label Apparelの略。「エス・ピー・エー」あるいは「スパ」と呼ぶ。製造小売業。企画・生産、販売を一体化して行う。DCブランドなどがこれにあたる。近頃では、アパレルメーカーや小売業も自社ブランドで展開する例が増えている。

    ●Aライン
    A字型シルエット。テントラインやピラミッドライン、トライアングルラインと同様に上が小さく、すそ広がりとなったライン。1955年のパリ春夏コレクションでディオールが発表したシルエット。

    ●オーガンジー(organdie、またはorgandy)
    薄地で、軽く、透けて見える平織物に擬麻加工を施した織物。硬い手触りと光沢のある仕上げが特徴で、綿、麻、絹、レーヨン、ポリエステル素材があるが本来は綿織物で、綿を硫酸処理によって、光沢と硬味のある風合いをつくったもの。ドレス、ブラウス、縁飾り(カーテン、テーブルクロスなどの)造花、帽子などに使われる。ちなみに擬麻加工とは、綿などに麻のような外観を与える加工でゼラチンなどの薬剤を用いる方法と硫酸などで繊維表面を溶解する方法などがある。

    ●オーセンティック
    「本物の」という意味で、伝統的な衣服を着崩さずに着る本物志向の態度や、その衣服そのものを指す。本格的なブリティッシュトラッドなどが代表。

    ●オックスフォード
    綿織物で厚地の柔らかくて光沢のある斜子織。通常は綿のコーマ糸をたて・よこ共2本引きそろえて平織りにしたもの。織り目にすき間が出きるので通気性に富み、夏向きのシャツやドレスなどに使われる。

    ●オーナメント(ornament)
    「飾り、装飾品」の意味でイヤリング、ネックレス、ブローチ、ブレスレットなどアクセサリーの中でも装飾を目的とした装身具をさす。

    ●オパール加工
    抜染の一種で、生地に透けた状態で模様を作りだす加工。絹、ナイロン、ポリエステルなどの耐酸性繊維と綿のような植物性繊維を交撚、混紡、交織などして(まあ、混ぜるわけですね)、硫酸や硫酸アルミなどの酸化剤をかけ、模様をな染する。すると、な染された部分は植物性繊維が炭化して、抜け落ちるため透けて見える状態になる。

    ●オブリーク
    ネックラインの名称で、正式には「オブリーク・ネックライン(oblique neckline)」。オブリークは「斜めの」という意味で、身ごろが片方の肩からもう一方のわきの下にかかる斜めのネックライン。

    ●Oライン
    Oの字のようなライン。全体に丸みを帯びた長めのシルエット。婦人コートによく見られる。バルーンライン、ボールライン、バブルラインと同種。

    ●オルタネート
    オルタネートストライプ(ALTERNATE STRIPE)。オルタネートとは「交互の」という意味で、2種の異なったたてじまが交互に組み合わされたしまのこと。毛織物の柄としてよく使われる。

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(最終更新:2005年2月14日)


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