ファッション用語解説 |
●山本耀司
1943年生まれ、慶応義塾大学法学部卒業後、文化服装学院入学。在学中に装苑賞、デザイン対象遠藤賞を受賞。72年「ワイズ」設立。81年パリ、82年ニューヨークでコレクションを開催。同年「ヨウジヤマモト」設立。82年FEC賞受賞、「カラス・ルック」と呼ばれる黒を主体とした独特の作品は80年代以降、独自の世界を作り上げた。今年は、2003春夏プレタポルテコレクションを、あえて2002秋冬オートクチュールの直前に開催し、停滞するオートクチュールにおいて、ジャン・ポール・ゴルチェに続いて参入が期待されている。
●ヤーン
糸。紡績糸とフィラメント糸の2種類があり、紡績糸は短繊維(ステーブル)を紡績して糸にしたもの。フィラメントは長繊維(フィラメント)を引きそろえて、よりをかけて糸にしたもの。紡績糸には綿糸、羊毛糸、麻糸などがあり、フィラメントには絹糸がある。化学繊維は両方とも作ることができる。織りや編みに使う糸はヤーン、縫い糸や刺しゅう糸などは、スレッドという。
●有彩色
赤や黄、青のように色身を持つ色。白や灰色、黒のように色身をもたない色が無彩色。有彩色は明るさ、色み(色相)、色身の強度(彩度)の3つの性質を持ち、それらの相関性により色を識別するが、無彩色は明度のみ。
●浴衣
夏に着用する木綿の単長着。湯上りの夕涼みや夏祭りなどに着られ、白地や紺地に朝顔など日本的な柄を染めたものが多い。湯帷子(ゆかたびら)からきた言葉。
●ゆき丈
裄丈。バックネックポイント(後ろ中心の首付け根個所)からショルダー・ポイント(肩先点)を通って、手首までの寸法。
●Uシェイプド
ネックラインの一種で、U字型にくられたもの、別名Uネックライン。U字型の丸いえりぐりが特徴。
●ユーズド・クローズ
中古衣料。着古した服という意味。
●Uチップ
つま先の部分に縫い目などでU字型の飾りをつけたもの、あるいはU字型に切り替えたもの。これは「モカシン・トゥ」とも呼ぶ。
●羊毛
ウール。ただし、羊以外のアルパカ、キャメル、アンゴラ、モヘア、カシミアなどもウールとして扱われている。保湿性、吸湿性、弾力性、難燃性などの特徴があるが、虫に弱く、縮む欠点がある。
●ヨーガンレール
1944年、ポーランド、ポズナン市生まれ、西ドイツのグルタースクール卒業後、テキスタイルデザイナーとしてパリで働く。その後ニューヨークから親交のあった旭化成の開発部門の協力を得て、東京へ。住商繊維の助力をえて「ヨーガンレール」をスタート。ナチュラルマインドを重視した着心地のよさが特徴。
●吉田ヒロミ
1941年東京生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、フランスに渡り、ジバンシーのアトリエに入門。
帰国後、73年プレタ・ポルテ・ブランド「イグレグ」設立。80年吉田ヒロミインターナショナル設立。
「クローブ・クローブス」発表。クチュール感覚のシンプルな服が特徴。
●ヨーク
身ごろやスカートの腰部分などに装飾や補強の意味でつけられた、切り替え布。方、腰、胸などに多く用いられる。
●ヨークスカート
ヨークがつけられ、それが特徴となったスカート。ウエストからヒップあたりはフィットさせ、そこから下はプリーツやギャザー、フレアーなどでふくらみや広がりを持たせたものが多い。
●横編
横編と緯編。どちらも「よこあみ」なので混同しやすい。一般的には緯編は「よこ編」と書くことが多い。緯編はよこ方向から糸が供給され、よこ方向に編目を作っていく編み方。よこ方向の伸縮性が大きく、一つの編目が切れると伝線が起こって、編目がほつれる。緯編には円型に編む丸編と平らな生地に編む横編がある。
●より糸
2本の単糸をより合わせて1本の糸にしたもの。
●ヨーロピアンカジュアル
ヨーロッパ独特のエレガントな感覚を取り入れたカジュアル。アメリカン・カジュアルの対比。わかりやすくいうと、モナコでヨット遊びをする貴族のような格好。
加えて欲しい用語がございましたらメールでご連絡ください。
(最終更新:2005年2月16日)
00 | ||
00 | Fashion Street ホームページ | 00 |
00 |
Copyright (c) 2005 ginandit All rights reserved.