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Chloe クロエ France |
解説・歴史
クロエの創業は1952年、2人のパリ市民、Jacques LenoirとGaby Aghionによって設立された。Gaby Aghionはアレキサンドリア生まれのエジプトの貴族だったが、第2次世界大戦中にカイロから逃亡。パリに行き着いた。
ブランドの名前はロンゴスの古代小説「ダフニスとクロエにまつわる牧人風のレスボスの物語」を原作とした、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」が由来で、この作品は、ダフニスとクロエの恋物語で、主人公であるクロエの優雅な踊りからインスピレーションを得たという説もあるが、Gabyが自分の名前を気に入らなかったため、フェミニンな感覚のある友人の名前から「クロエ」をとったとされる。
クロエの高級プレタポルテはロマンチックで、かつシックであり50年代のフレンチ・ファッションを代表するものとして明確な地位を確立した。1963年には、創業家がヘッドデザイナーとしてKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)を任命。ラガーフェルトが作成したフローラルの花柄プリントやシェイプされたデザインはクロエの名を益々高めた。1970年にはクロエ社とコロネット商会が、ライセンス契約を結び、国内での展開がスタート。1974年に導入された、フレグランスはベストセラーとなった。
1985年には、スイスの高級ラグジュアリーグループ、Richemont(リッチモント、またはリシュモン。カルティエ、ヴァン クリーフ&アーペル、ピアジュ、ボームメルシー、モンブラン、ジャガー・ルクルト、アルフレッド・ダンヒルを持つLVMHに対抗するグループ)が、AghionとLenoirからクロエを買収。80年代の終わりには、国際市場拡張のために、Martine Sitbon(マルティーヌ・シットボン)がデザイナーに就任。クロエに彼女らしいユニークさと現代のビジョンをもたらした。
1992年にはラガーフェルドが復帰。5年にわたってクロエを再構築し、ネオ・クラシックドレスやヒッピー風のレースでクロエはさらに成長。そして、1997年、26歳のステラ・マッカートニー(Stella McCartney)がクリエイティブ・ディレクターに就任する。ステラはビートルズのポール・マッカートニーの娘でありセント・マーティン出身。ステラの若くて元気なセンスは再度クロエに新しい感性を注ぎ込んだ。
クラシックでロマンチックなクロエにストリート感覚を持ち込み、テイラードスーツではイギリスのビスポーク感覚を取り入れ、彼女独特のキャミソールで女性らしさを表現。ローライズ・ジーンズにペアとなるブラウスとテイラードスーツを組み合わせるなど新しい感覚を巧みに表現した。しかし、父親譲りの菜食主義者で環境保護に熱心な彼女は一説によると毛皮の使用などで会社ともめ、グッチグループに引き抜かれる形でデザイナーを降板。
2001年4月、4年間ステラのパートナーであった、Phoebe Philo(フィービー・フィロー)が、クリエイティブディレクターに就任。モデルのようなスタイルを持つフィービーは1973年にパリで生まれ、ロンドン郊外で成長。1993年公立高校を経て、セントマーティン入学。1996年、卒業を1年前にして、クロエに取り組むためパリに招待された。この期間に、クロエは従来の女性らしいロマンチックさに加え、若くセクシーな感性を取り入れた。今、最も美しいデザイナーである。彼女はさらなる再構築をクロエに施し、2001秋冬コレクションから、カジュアル・ライン「See
by Chloe」(シー・バイ・クロエ)を開始し、アクセサリーやスイムウエアといった新しいカテゴリーもスタートした。
2005年秋冬コレクションはフィロが妊娠していたこともありデザインチームが手がける。2004秋にシルベラードバッグがわずか数週間で6000個完売し、シエナ・ミラーも購入。2005年、 パディントンバッグが大ヒット。
2006年1月、フィービー・フィロが家族とより多くの時間を過ごしたいという「個人的な理由」で辞任。後継者は発表されず、3月の2006-2007秋冬コレクションは、社内のデザインチームによってクリエイトされる。フィロが出産・育児休暇中だった時、デザインチーム(Sara Jowett、Natasha Lee、Valeska Duetsch、Adrian Appiolaza、Yvan Mispelaere)が彼女に代わってデザインしたことがある。
2006年10月、クロエは新デザイナーにPaulo Melim Anderssonを起用し、2007年3月に最初のコレクションを披露すると発表。Paulo Melim Anderssonはスウェーデン出身の34歳。ロンドンのセント・マーティンとロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業し、7年間マルニで働き、デザイン・ディレクターだった。「Pauloが、クロエーのデザイン・レガシィの一部となることに、私たちは興奮しています」とクロエのRalph Toledano会長。
国内ではライセンス品も含めて、コロネット商会が手がけていたわけですが、パリコレでの評価と国内での展開が合っていませんでした。パリコレではステラ、フィービー以後、キャミソールドレスやストリート感覚を取り入れ若々しくリニューアルしているのに対し、コロネット商会では、青山のショップに一歩足を踏み入れれば、そこは50年代のシャネルを思わせる店作り。若いやつは入ってくるなといわんばかり。それとも、若いのはこれぐらいの価格は買わないとでも思ってるんでしょうか?こういうのを見ると、ライセンス展開の欠点を目の当たりにするような気がしました。まだ、カネボウが展開しているインナーのライセンス品のほうがいいような感じです。
しかし、2002年、コロネット商会は、伊藤忠の支援を得て経営再建に入り、2003年春夏からは、本国リシュモンの日本法人、リシュモンジャパンによる展開が開始され、同時に「シー・バイ・クロエ」もスタートしました。これに伴い、日本の旗艦店であった青山店もクローズされました。今後、ブランドのリニューアルによるさらなる発展が期待できます。また、新たな旗艦店も計画されています。2004年3月にはラフォーレ原宿1階に「シー・バイ・クロエ」のショップがオープン。2005年9月大阪・心斎橋そごうにクロエ初のアクセサリーショップがオープン。2006年1月14日、青山に旗艦店がオープン。
Chloe(英語。コレクション内容やストアコンセプトなど)
リシュモンジャパン クロエ Tel 03-5575-5325
ショップ・リスト
旗艦店
青山店 東京都港区南青山5-3-2 TEL 03-5766-2781 営業時間11:00-20:00
2005年1月14日にオープン。設計はソフィ・ヒックス。1階にバッグやシューズ、レザーグッズ、コスチュームジュエリーなどの小物。2階がプレタポルテやビーチウェアなどを展開する2フロア構成。オープン記念の限定品はクロコダイル製の「シルベラード」バッグ。
クロエ
有楽町西武 東京都千代田区有楽町2‐5‐1 Tel 03‐3286-0111
松屋銀座 東京都中央区銀座3-6-1 Tel 03‐3567-1211
渋谷西武 東京都渋谷区宇田川町21-1 Tel 03-3462-0111
伊勢丹新宿 新宿区新宿3-14-1 Tel 03-3352-1111
うめだ阪急 大阪府大阪市北区角田町8-7 Tel 06-6361-1381
そごう心斎橋 大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 TEL 06-6281-3111