Mint Designs ミント・デザインズ Japan

歴史・解説

ロンドンのセントラル・セントマーチンズ・カレッジ・オブ・アート ・アンド・デザインで同じ学年だった八木奈央と勝井北斗。そこに日本で服飾を学んでいた竹山祐輔が加わり、立ち上げられたブランド、ミントデザインズ。2001年にブランド開始。2002年10月東京コレクションに参加。人形型の柄をプリントした服は話題を呼び、2003年秋冬物では、ニットにも挑戦している。ブランド名の「ミント」には、さわやかなハーブのミントのほか、オークション用語で一番いい状態を指す「ミント・コンディション」、「真新しい」、イギリス英語のスラングで「いいね」、「希少価値のある」などの意味がある。そんなイメージを併せ持つ服作りを目指す。

勝井北斗(designer/director)は1973年、東京生まれ。1995-97年にパーソンズ・スクールオブデザイン・ニューヨーク・ウーマンズウェアデザイン科で学んだ後、1997年-2000年、セントラル・セントマーチンズ・カレッジオブアート&デザイン・ファッションデザイン&プリント科在学中にアレキサンダー・マックィーンのもとでアシスタントとして働く。2000年6月卒業コレクションにおいてセントマーチン代表として、GALA SHOW にて作品発表。2000年、セントマーチンズ卒業後i-D magazine(ロンドン)にて、ブック・プロジェクト 「SMILE- i-D」の制作に携わり、アシスタント・クリエイティブ・ディレクターとして働く。2001年4月、帰国。

八木奈央(designer/studio manager)は1973年、大阪府生まれ。1992年-96年、同志社大学、文学部、美術芸術学専攻。1997年-2000年、セントラル・セントマーチンズ・カレッジオブアート&デザインファッション デザイン・ウーマンズ科で学ぶ。2000年4月14日、中国服装協会主催の第8回ブラザーカップ国際青年デザイナーコンクールを作品テーマ「連接」で銅賞受賞。2000年-01年、セントマーチンズを首席で卒業後、フセイン・チャラヤンにてアシスタントデザイナーとして働く。2001年4月、帰国。

竹山祐輔 (chief creative technician)は1978年、埼玉県生まれ。1997年-00年、文化服装学院ファッション工科専門課程アパレル技術科で学び、2000年-01年卒業後、ロンドン、パリに滞在。帰国後、(株)モンブランで生産システム、縫製技術を学ぶ。

2003春夏コレクションは、東京・神宮前の一軒家を改装したカフェで開催。テーマは創作過程の間違いや偶然を前向きに生かそうという「ハッピーミステーク」。グラフィックデザインのプリント、ボタンはウオッシャブルの紙製、カットソーやワンピース、パンツなど、すべてコットン素材の日常着を提案した。

2003-04秋冬コレクションは原宿のカフェ、オーバカナルで行われた。置かれているコーヒーカップやグラスなどは白い毛糸のかぎ編みニットでくるまれ、ニットへの挑戦をアピールした。

公式サイト

ミントデザインズ

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