Fashion Street News Index ファッションニュース(2004年5月)
ショップのオープン情報や最新の流行、ファッションビジネス、ブランド、デザイナーの動向などのファッションニュースを紹介。

2004年5月29日(土)
オンワード樫山
、「カルバン・クライン」の新戦略を発表
カルバン・クライン社が進めている新世界戦略と連動した新たな事業戦略をスタート。2004年秋冬より、新生「カルバン・クライン」ブランドの本格的な展開を図る。シーズンテーマMDに加え、ライフスタイルモチベーションや、端境期対策など、日本のマーケットに適応したきめ細かなMD計画を実施。カルバン・クライン社が進める新ロゴデザイン、新ショップ環境、新広告キャンペーンと連動。ロゴは、小文字のckの下にCalvin Klein、濃いグレーと黒を基調とした新鮮で洗練されたブランドアイデンティティーが誕生。広告キャンペーンは、ナタリア・ヴォディヴァノヴァを起用。モノクロのポートレートスタイルで洗練された新たな広告を展開する。「CKカルバン・クライン」「カルバン・クライン ジーンズ」「カルバン・クライン アンダーウェア」を合わせて2004年度120億円(小売りベース)、2005年度は新規出店を積極的に行い、売上高2ケタ増を目指す。
http://www.onward.co.jp/company/release/20040528.html

FEC賞のデザイナー賞にエディ・スリマン
第47回日本ファッション・エディターズ・クラブ(FEC)賞が発表され、デザイナー賞にディオール・オムのエディ・スリマン、モデル賞にはエチオピア出身のリヤ・ケベデ(エスティ・ローダーのキャンペーンモデル)と日本の石川亜沙美、特別賞にはルイ・ヴィトン・ジャパンの秦郷次郎社長が選ばれた。
http://www.asahi.com/offtime/fashion/TKY200405280197.html

ジル・サンダーの新CEOに元グッチのGian Giacomo Ferrarisが就任
フェラーリは、ゼラル・マネージャー、Roberto Massardiから引継ぎ、6月7日に就任する予定。フェラーリは、グッチグループで、ワールドワイド・アパレル・オペレーション・ディレクターを務めていた。プラダ・グループのトップ、パトリツィオ・ベルテッリとフェラーリは、「これは、経営チームの強化と会社の進歩のための大いなる前進」とする共同声明を発表。フェラーリはグッチ入社前には、サンダーのハンブルグ本社で生産工程のインダストリアル・ディレクターを経験している。
Massardiは、ベルテッリの子飼いでサンダー女史との不仲も噂されていました。フェラーリは元の会社に戻ったわけですが、でも、グッチ離脱組は本当にあちこちで人気ですねえ。逆にいえば、今のグッチにはろくな人材は残っていないって事に。。。トップはアイスクリーム屋さんだし。。。

リウボウ、百貨店共同開発機構(ADO)に加盟
百貨店、リウボウを経営するリウボウインダストリーは、伊勢丹など全国の有力百貨店が手を結ぶ国内最大の百貨店共同開発機構(ADO)に加盟したと発表した。ADOは伊勢丹、東武百貨店、天満屋、岩田屋など有力百貨店32社(71店)が加盟。婦人服や紳士服、ベビー用品、食品などADOブランド商品を提案。中元や歳暮の食品ギフトを共通化し、業界で初めて配送と物流業務を共同・集中化した。2002年度の全加盟店総売上高は2兆1700億円で百貨店全体の26%を占める。リウボウは5月15日付で加盟した。
伊勢丹グループは着実に数を増やしていますね。今はまだ一部の共同仕入れなどだけですが、この緩やかな連合が、今後どうなるか注目です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040529-00000011-ryu-oki

西武池袋店で、ボレロ風ストールが人気
ストールの左右に腕が通せるように、ホールがある「アームストール」が2階洋品小物売り場で人気。
http://www.shopper.jp/machikado/index.cfm?depainfo_id=1224&department_id=23

大使館でのコレクション
英国大使館では、スコットランド産の上質なカシミヤを用いた浦野雅世のショーが開かれ、ポーランドの代表的デザイナー、アーニャ・クチィンスカも同国の大使館でショーを行った。トルコ大使館が主催したショーには13ブランドが参加。オーストリア大使館では宝飾ブランド「フライ ヴィレ」の新作発表パーティーが開かれた。
この手のことは以前から英国大使館がいちばん熱心だったと思います、私も何度かショーを見に英国大使館に行きました。地下鉄で行くと、半蔵門駅からは入り口が反対側なので、大きな敷地を半周しなくちゃいけなくて、大変なんですよね。セレブは車で行くから、関係ないんだろうけど。庶民は辛いです。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/fashion/fa452800.htm

カネボウ、消費財のメーカーに
産業再生機構の支援で経営再建中のカネボウ本体の事業再生計画の全容が、明らかになり、「生産財から消費財のメーカーへの構造転換」を掲げ、日用品、薬品、食品、ファッションの4分野を中核事業に位置づけた。カップめん、天然繊維、不動産など5分野から撤退。合繊事業に特化する繊維事業では北陸工場を除く5工場を閉鎖する。3月末のカネボウ本体の債務超過額が1395億円に達したとの機構の資産査定や金融支援計画と合わせ31日に発表する。中核事業のうち、日用品はシャンプーなどのヘアケア、スキンケア商品を強化。薬品は漢方薬部門での競争力を高め、食品では、輸入清涼菓子「フリスク」など、レジ周辺に配置される商品展開に特化する。ファッションは海外スポーツブランドのフィラやランバンに絞り込む。カップめん、飲料、海外部門、不動産の分野は売却、清算し、撤退。アイスクリーム、下着、物流の3分野については、今後1年をめどに事業性を精査し、収益改善のめどが立たない場合は撤退する。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20040529k0000m020159000c.html

フィアット創業者一族のウンベルト・アニェリ会長死去
27日、同国北西部トリノ郊外の自宅で死去した。69歳。フィアットは先月、会長ががんの治療中と認めていた。ウンベルト会長は、兄のジョバンニ・アニェリ名誉会長が2003年1月に死去したのに伴い退任したパオロ・フレスコ会長の後を継ぎ2003年2月、グループ会長に就任。自動車販売の不振で経営難に陥っていたフィアットは、ジョバンニ名誉会長の死去で株価が暴落するなどグループの危機が伝えられ、フィアットは、自動車部門を米ゼネラル・モーターズに売却する計画だったが、ウンベルト会長は同部門の再建に尽力。その結果、2004年1-3月期の赤字が前年同期の6億8100万ユーロから1億9400万ユーロに縮小した。
ウンベルトはイタリア一の伊達男といわれたジョバンニの弟。アニェリ一族はどうなっちゃうんでしょう。
http://www.sankei.co.jp/news/040528/kei079.htm

松坂屋、ファッション専門学校「常磐女学院」を閉鎖
同社が経営する学院の生徒募集を2005年から中止し、2008年3月に学校を閉鎖すると発表した。生徒数減少による経営不振が原因。常磐女学院は1907年に名古屋市で開設された「いとう呉服店裁縫所」が前身で、100年近い歴史を持つ。松坂屋の創業一族で同社元社長の伊藤次郎左衛門が81年から理事長を務めていたが、96年度から赤字経営が続いていた。在校生が卒業するのを待って閉校する。
歴史あるものがなくなってしまうのって悲しいですね。
http://www.sankei.co.jp/news/040528/kei114.htm

ブロンドールからレッグアクセサリーが登場
手持ちのサンダルやミュールに合わせるだけで、おしゃれが楽しめる。
http://www.vogue.co.jp/news/index.jsp

小売店へのRFID(無線ICタグ)導入のメリットに関するアンケート
ガートナージャパンによる、日米の消費者調査の結果によると、米国では品切れや返品などの「サービス改善」に期待する傾向が強かったのに対して、日本の消費者はレジでの清算時間などの「時間短縮」に期待しているという差があることが分かった。
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/comp/310169

「なぜ人はショッピングモールが大好きなのか」発刊
なぜこの店で買ってしまうのか」の著者、パコ・アンダーヒルによる新刊。ショッピングモール内の店舗、駐車場、トイレや客の購買行動をつぶさに観察して導き出した「売れる店舗・モール」のつくりかたをアドバイス。
この前、本屋で見つけてつい買ってしまいました。前作もまあまあでしたが、今回もモール探検のシーンが面白かったです。

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