Fashion Street News Index ファッションニュース(2004年10月)
ショップのオープン情報や最新の流行、ファッションビジネス、ブランド、デザイナーの動向などのファッションニュースを紹介。

2004年10月6日(水)
2005春夏パリ・コレクション開幕
ルーブル美術館を主会場に、11日まで、100を超すブランドが新作のプレタポルテを発表する。4日はヨウジヤマモトやアンダーカバー(高橋盾)などが新作を発表。「パリに今、いることが出来て私は非常に幸福です。まるで、天国にいるみたい」とインターナショナル・ヘラルド・トリビューンのファッション・エディター、スージー・メンケスは、舞台裏の同僚に叫んだ。
ステファノ・ピラッティの新YSL、Herve Lerouxの新ギラロッシュは、10日。メニケッティの新セリーヌは7日。また、ドリス・ヴァン・ノッテンは、6日に彼の50回目のコレクションを祝う特別展を開催。
http://www.sankei.co.jp/edit/bunka/2004/oct/kiji/05paris_open.html
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004100532.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/fashion/news/20041005dde041040030000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20041005i402.htm
http://www.yomiuri.co.jp/collection/paris/undercover/index.htm

2005春夏パリ・コレクション、ヨウジヤマモト、アンダーカバー
2年半ぶりにプレタポルテに戻ってきた山本耀司。自らの原点である黒と白のドレスやテーラードのジャケットやシャツを基調に、赤のドレスを効果的に取り入れた新作を発表。冒頭に登場したのは、細かく折り畳んだプリーツがひるがえる綿の白いシャツ。バッハのバイオリン曲が流れる中、「女性の体の上で小川が流れるように」と山本が表現する、細かく折り畳んだプリーツや繊細なレースのドレスを披露。モノトーンの色彩に突如現れるラッカーレッド。「流行やマーケティングとは一線を画した服を作りたかった」と山本。
後半の黒のシリーズといい、まさに耀司らしいコレクションでした。
http://www.yomiuri.co.jp/collection/paris/yohji_yamamoto/index.htm

高橋盾の「アンダーカバー」は古い劇場でショーを開催。テーマは、前回に引き続き「バット・ビューティフル」。招待状には「チェコのシュールレアリズムの芸術家ヤン・シュヴァンクマイエルへのオマージュ」とあり、レースとフリルを多用したロマンチックなドレスは、布を合わせたりはがしたりして色あせやひび割れを見せ、その裂け目をかれんなレースが飾る。詰め物がはみだしてしまったぬいぐるみのようにも見えるワンピースなど、裂け目から様々なものがのぞく。
で、例によって時差の関係もあり、既にパリではディオールのコレクションが開かれています。今回のガリアーノは珍しく、反戦をテーマにし、モデルのヘアスタイルはジャニス・ジョプリン風で、ジョン・レノンの「イマジン」が流れる。詳しくは明日。
http://www.asahi.com/culture/update/1005/001.html

プラダヘルムートラングの株を100%獲得
プラダ・グループは、ヘルムート・ラングの残り株49パーセントを購入したと発表。1999年8月の買収時には51パーセントを所有していた。ラングは、そのまま、クリエイティブディレクターを務める。プラダの最高経営責任者、Patrizio Bertelliは、「ヘルムート・ラングを完全に管理することは私たちがどれくらいこのブランドの可能性を信じているかの明確なデモンストレーションです」と発表。ラングは、「この取引に満足している」とコメント。買収金額などは明らかになっていない。
幾つかの消息筋によるとラングはプラダに負債があり、シェア拡大のための資金も不足しており、そのため残り株を売却しなければならなくなったとの噂です。

大阪ヒルトンプラザウエスト、グランドオープン
11月には隣に阪神電鉄の商業ビル、ハービスエントも開業。「大人が集うこだわりの館」として開業するヒルトンウエストは、第2吉本ビルのうち、地下2階から6階部分。2日には、修理サービスも併設した「ルイ・ヴィトン」旗艦店がオープン。関西最大級の「サルヴァトーレフェラガモ」は1・2階を使うメゾネット型店舗として出店。3階には雑貨「トスカーナ」が日本で唯一、本店の姉妹店としてフルラインの品ぞろえ。ウエストを運営する吉本グループは現在のヒルトンプラザを「ヒルトンプラザイースト」に改称。1階の「エルメス」を西日本最大店舗に増床、「シャネル」も新たに出店し、11月中旬をめどに改装オープンする予定。さらに11月には、ヒルトンウエストと空中通路でつながる阪神電鉄の複合商業ビル「ハービスエント」が11月9日にオープン。「ブルガリ」が国内では最大の直営店(約800平方メートル)をオープンするほか、ティファニー大阪梅田店やグッチなどが、関西最大級の店舗を出店。劇団四季の常設劇場「大阪四季劇場」や、ジャズクラブ「大阪ブルーノート」などのエンターテインメント施設も併設。
http://www.sankei.co.jp/edit/bunka/2004/oct/kiji/05hiltonplazawest.html

三陽商会、サンヨーコートから、「ゴアテックス」使用の紳士・婦人のライナー付きトレンチコート発売
10月上旬より、全国百貨店のコート売場で販売。表地に帝人の透湿、はっ水性の高いレクタス、裏地には防水、透湿、防風性に優れたゴアテックスを採用。10月上旬の全国紙などの広告を皮切りに、交通広告も展開する。
http://www.sanyo-shokai.co.jp/news/041004/index.html

サンエー・インターナショナル、「NOVESPAZIO」で「Winter Romantic Coat Fair」
10月8-17日までの10日間、全国のNOVESPAZIOショップで新作コートフェアを開催。ブルーフォックスをゴージャスにあしらったアンゴラビーバー、高品質のアルパカシャギー、ファーライナー付コートなどをそろえた。フェア期間中、コートを購入すると「オリジナルガーメントケース」をプレゼント。
http://www.sanei.net/headline/1005ns_f.html

パトリス・ファーブル銀座本店、10月11日オープン
パリのコンテンポラリージュエリー「パトリス・ファーブル」が、2004年3月の日本上陸と時期を同じくしてオープンした銀座本店に続き、10月11日には日本橋三越本店新館1階に直営店をオープン。2004秋冬のテーマである「Coeur」(フランス語でハート)のラインを始め、ユニセックスライン「べトン」シリーズ、リング、ネックレスも登場。
http://www.elle.co.jp/home/info/index.php

渋谷パルコ・パート2、4-6階をリニューアル
パート3に続き、パート2の4-6階を全面リニューアル。4階に、インテリア雑貨の「スタイル」「キープレフト」「アーノット」、5階にリラクゼーションの「ドゥーラヴィラス」「リラックスボディ」、旅行代理店の「エイチ・アイ・エス」。6階にはカジュアルスタイルの女性専用料理教室「ABCクッキングスタジオ」と女性専用のフィットネススタジオ「ボディーズ」がオープン。
http://www.parco-shibuya.com/web/part2_newopen/

バーニーズニューヨーク銀座店レポート
銀座・交詢ビルにオープン。地下、1・2階の3フロアからなる店内は、総面積2900平方メートル。取り扱いアイテム、ブランド数は、新宿、横浜を抜いて最大。地下1階はメンズウェア、1階はレディースの小物やジュエリー、コスメティック、フラワーギフト、そしてメンズのビジネスウェア&小物をラインナップ。2階はデザイナーズから、カジュアルウェア、イヴニングウェア、シューズなどがそろうレディースフロア。レディースフロアでは、ジョン・ガリアーノのイヴニングドレスや、クラシック&エレガントなオリジナルのセットアップスーツなどが充実。取り扱いブランドは島田順子が手がける「ジュンコ シマダ」や「モスキーノ」「ベルサーチ ジーンズ」「ヒューゴボス ウーマン」などをセレクト。ランジェリーコーナーには、広々としたフィッティングルームを併設。また、銀座店で初めてブライダル専門のコーナーを開設した。
http://www.elle.co.jp/home/fashion/news/news.php?news=04_1005

リカちゃん、パンジーに
タカラと種苗大手の「サカタのタネ」は、タカラの人気着せ替え人形「リカちゃん」の名を付けたパンジーの新品種「虹色スミレ with Licca(ウィズ リカ)」を19日に発売する。新品種の花はピンクやブルーなど計5色。いずれも中心部から外側になるにつれ色が濃くなるのが特徴。これを記念した人形「虹色スミレリカちゃん」も7日以降、限定1000体で発売する。
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20041005i315.htm

イオン、2004年8月中間期連結決算は純利益が前年同期比54%増
283億円となり、中間期として過去最高になった。消費税の総額表示化や競争激化で本業の総合スーパーは苦戦したが、クレジットカードやデベロッパーなど子会社の収益拡大で吸収。マイカルを連結対象に加えたことも連結業績の押し上げ要因になった。連結売上高は2兆570億円の29%増。連結ベースではすべての利益段階で最高益を更新した。総合スーパーが主体の単独業績は、売上高が8917億円と4%増えたが、営業利益は68%減の16億円。既存店比較では食品の売上高が0.2%減と底堅かったものの、衣料品が7.4%減、住居用品が5.0%減と不調だった。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D0506U%2005102004&g=S1&d=20041005
http://www.asahi.com/business/update/1005/114.html

しまむら、2004年8月中間連結決算、純利益前年同期比18%増
51億円となり、中間期としての最高を更新した。カジュアル衣料子会社が計画を下回ったが、婦人衣料の好調などで主力の「ファッションセンターしまむら」が業績を拡大した。2005年2月期通期の純利益は前期比17%増の125億円。8月中間期の売上高は10%増の1574億円。ファッションセンターしまむらで27店、子会社などそれ以外の業態で20店を新たに出店し、売上高を押し上げた。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2D0500P%2005102004&g=S1&d=20041005

西武百貨店有楽町店、スペイン映画「靴に恋して」展
A館8階「クラブ・オン・スクエア」で17日まで、スペイン映画「靴に恋して」のパネル写真と、秋冬のトレンドシューズを展示。
http://www.shopper.jp/machikado/index.cfm?depainfo_id=1422&department_id=7

ジュニア向け化粧品好調
小学生の女の子の間で、化粧の人気が高まり、2004年に発売されたジュニア向け化粧品の売れ行きも好調。バンダイは3月、ジュニア世代に人気のアパレルメーカー、ナルミヤ・インターナショナルと共同で「メゾピアノコスメ」シリーズを発売。東京、熊本の百貨店などに直営店「コスメティックパーラー」を開設、9月には関西で初めて近鉄百貨店阿倍野本店にオープンした。同店ではオープン3日間で予想の2倍近く、約150万円の売り上げを記録。
http://www.sankei.co.jp/edit/bunka/2004/oct/kiji/05jrcosme.html

「セレブ」のファッション界への参入
http://www.asahi.com/offtime/fashion/TKY200410050249.html

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